どの家庭でも日々家計のやりくりは苦心していることと思います。住宅購入、子どもの教育など折々のライフイベントは一人一人違います。そして予期しないことで家計が圧迫されるなど、困難な場合があります。家計に関連するさまざまな困り事を相談してみませんか。家計改善支援員がサポートします。

■一人で悩んでいませんか?
市では昨年度から家計改善支援事業を実施していることを知っていますか?
家計改善支援事業とは、家計に問題を抱える生活困窮者の相談に応じ、相談者と一緒に家計状況を明らかにし、生活の再生に向けた意欲を引き出した上で、専門的なアドバイスなどを行うことを目的にしています。相談者と共に家計表やキャッシュフロー表(現金の流れ)作り、実際に得られた収入から、支出を差し引いて手元に残る資金の流れを「見える化」します。
現在、家計改善支援員として、ファイナンシャル・プランナー有資格者が在籍しており、より専門的な面からのアドバイスが受けられます。
ファイナンシャル・プランナーとは、個人から、収支・負債・家族構成・資産状況などを聞き、それを基に住居・教育・老後など、将来のライフプランニングに即した資金計画やアドバイスを行う人のことです。

◇例えば、こんなことで困っていませんか
(1)収入がなく税金や光熱費を滞納してしまっている…。
(2)月々のローンの返済が大変になっている。家計を圧迫し、生活がままならない。
(3)給料までのお金がない。ぜいたくをしているつもりはないのに、どこに問題があるのか分からない。
(4)年金受給者だが、年金だけでは生活できない。どうしたらいいのか。
○うちの家計状況でもっと工夫の余地がないか専門家に見てほしい。
○収入が不安定になり、家計の管理が難しい。今の状況でどんなやりくりができるのか教えてほしい…。

◇市の支援の内容を紹介します
支援例として、上記(1)～(4)について、どんな支援があるのかを紹介します。

(1)アドバイス
まずは滞納している各担当部署へ相談しましょう。
相談に同行したり、公的な支援策の案内もしたりします。

(2)アドバイス
現在の世帯収入、ローンの残額、支払い状況を確認しましょう。
債権者とは返済可能な具体的なイメージを持って相談しましょう。

(3)アドバイス
スマートフォンなどのプランが昔のままで高額ではありませんか?通信費や光熱水費の支払いをまとめることで割引があることもあります。

(4)アドバイス
具体的な不足額を聞いて、公営住宅への転居など、相談者に合った基礎生活費の削減策を考えます。

■相談することで解決策が見えてくることもあります
・一人で抱え込まないで気軽に相談してください
・市役所の他部署とも連携しながら解決策を探します
・悩みに合わせたさまざまな制度の紹介もできます

■一人だと行き詰まることも、第三者からのアドバイスで気付くこともありました
・督促の連絡で悩んでいたが、債務整理の支援をしてもらい、督促が止まり、毎月返済ができるようになった
・毎月の債務返済で悩んでいたが、相談の結果、過払金があることが判明した。毎月の債務返済もなくなり、生活が楽になった

問合せ：福祉総務課
【電話】70・5624