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あやせのものづくりを支える多様な人材から「ものづくりを再発見」

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神奈川県綾瀬市

「ものづくりの輪」

「職場では互いを尊重することが大切なんです」そう語るのは、(有)光製作所で働く青木栞(しおりさん。同社は、主に自動車関連部品を製造しているが、青木さんが働く工場では、大手ベビー用品メーカーのベビーシートなどのブランド商品を製造している。
平成29年に入社し、3年前に現在の部署に配属された青木さん。職場はとてもユニークで、正社員よりも女性のパートさんが多く、全員外国人で出身国も違う。物静かで少し人見知りだった彼女は、最初、多少の不安はあったが、その気持ちはすぐに変わった。言葉は分からなくても、皆が優しく、温かく迎え入れてくれた日のことは今でも忘れられない大切な思い出だ。
今は7カ国12人のパートさんと一緒に仕事をしている。この仕事は品質・精度を厳しく要求されるため、誰でも全ての工程の作業を正確かつスムーズに進められる仕組みが必要だと、青木さんは考えた。上司とともに、外国人やパートさんでも分かりやすい作業手順書の作成や一人一人のできる仕事のレベルを見える化し、日本人、外国人関係なく「できる人が先生となり、できない人を教える」職場風土をつくりあげた。
大手メーカーの製品を町工場の多国籍な従業員がチームとなり造っている。そこには、お互いを思いやり、尊重し、励まし合い、時には競うといった「ものづくりの輪」があると笑顔で話す青木さん。そんな素敵な職場から今後、どんな製品が造られ、世に出ていくのか楽しみである。

問合せ:工業振興企業誘致課
【電話】70・5661

       

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