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くらしの消費生活相談

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神奈川県綾瀬市

暗号資産(仮想通貨)が悪質商法に利用されている?
暗号資産を利用した悪質な消費者トラブルが寄せられています。最近多い相談例から暗号資産とは何かを解説します。

■相談事例
マッチングアプリで知り合った男性から暗号資産を利用すれば必ずもうかるという話を聞いた。勧誘された投資セミナーで「SNSのメッセージアプリで取引のノウハウを教えてくれる」と言われ、指示された銀行口座に80万円を振り込んだ。その後、アドバイスに従って暗号資産事業者に50万円を送金した。海外事業者のようで返金要求をしたいが連絡ができない。

■解説
◇暗号資産とは
日本円やドルなどのように国がその価値を保証している法定通貨ではありません。インターネット上でやり取りができる電子データで、商品の対価として利用でき、さまざまな種類(ビットコイン、イーサリアム、リップルなど)が存在しています。
特徴として不特定多数に支払いができ、法定通貨(円やドルなど)と相互交換ができます。電子的に記録され移転ができますが、プリペイドカードや電子マネーではありません。価値が変動することがあるので、急落して損をする場合があります。日本では暗号資産交換業者は金融庁や財務局への登録が必要です。詳しくはホームページを確認しましょう。

◇「暗号資産」に関する投資の勧誘は大変危険です
「絶対もうかる」は絶対にありません。投資話に「暗号資産」が出てきたら詐欺の可能性があります。無登録業者や海外の取引所への送金は絶対しないでください。
登録のない業者を利用すると、システムの安全性が担保されていなかったり、マネー・ロンダリング(資金洗浄)やテロ組織の資金として利用されたりする恐れがあります。
マッチングアプリやSNSで知り合った人などからの「必ず値上がりする」「絶対もうかる」「楽して稼げる」「今がチャンス」といった言葉には注意してください。

◇暗号資産のトラブル防止ポイント
○もうかる投資話は詐欺を疑う
○投資リスクを理解し、取引内容を十分把握できないときは契約をしない
○無登録事業者や海外との取引は絶対にしない

問合せ:消費生活センター
【電話】70・3335

       

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