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(特集)学びの環境~地域と共にある学校づくり~-1-

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神奈川県綾瀬市

地域や家庭の状況の変化、情報化の進展により、子どもたちを取り巻く環境や学校が抱える課題は複雑化・多様化しています。また、教育改革や地方創生などの動向からも、学校と地域の連携・協働の重要性が指摘されています。これからの時代に求められる教育の実現に向けた、学校や地域での取り組みについて紹介します。

■コミュニティ・スクールを始めます!
◇コミュニティ・スクールとは?
コミュニティ・スクールは、学校運営協議会を設置した学校のことで、学校と保護者や地域が力を合わせて「地域とともにある学校づくり」を目指すものです。同協議会では、さまざまな立場の委員が子どもたちの実態を共有するとともに、地域でどのような子どもを育てたいかという目標やビジョンを「熟議」(熟慮と議論)します。
4月からはこれまで保護者や地域と連携してきた取り組みをさらに進展させ、全ての市内小・中学校が同スクールとなり、学校と地域が一体になって未来ある子どもたちを育んでいきます。

≪学校運営協議会≫

◇なぜコミュニティ・スクールが必要なのか?
子どもや学校の抱える課題の解決、子どもたちの豊かな成長のためには、社会総掛かりでの教育の実現が不可欠です。学校と地域がパートナーとして連携・協働による取り組みを進めていくためには目標やビジョンを共有することが重要となります。
同スクールは、学校と地域が力を合わせて学校の運営に取り組むことができる「地域とともにある学校づくり」への転換を図るための有効な仕組みです。学校運営に地域の声を積極的に生かし、地域ならではの創意や工夫を生かした特色ある学校づくりを進めていくことができます。

問合せ:教育指導課
【電話】70・5660

■地域学校協働活動に向けて
地域学校協働活動とは、地域の高齢者、成人、学生、保護者、PTA、NPO、民間企業、団体・機関といった幅広い地域住民などの参画を得て、地域全体で子どもたちの学びや成長を支えるとともに、「学校を核とした地域づくり」を目指して、地域と学校が相互にパートナーとして連携・協働して行うさまざまな活動です。
現在でも、各学校で地域住民などによる登校時の見守りや、総合的な学習の時間の講師など、多種多様な活動が実施されています。今後はコミュニティ・スクールの導入と合わせて、一体的に活動を推進していきます。

◇活動事例~こんな活動をしています~
地域住民×学校
子どもたちが安心して登校ができるように、交通量の多い交差点に立ち、登校時の見守りをしています。地域住民と学校が協働して子どもたちの成長を支えています。

地域の企業×学校
総合的な学習の時間に、SDGsについての探究学習の一環として、綾瀬市の企業の具体的な取り組みを学ぶため、見学しました。綾瀬に暮らす一員としてSDGsを「知らない間に大人が進めている、どこか遠い地球上の話」にしないために、地域の企業に協力してもらいました。

地域のボランティア×学校
児童の読書への興味や関心を育む活動として、各学校で地域のボランティアによる読み聞かせを行っています。

◇コミュニティ・スクールと地域学校協働活動の一体的な推進
コミュニティ・スクール…学校運営協議会
地域学校協働活動…地域住民など
○連携・協働
○地域学校協働活動推進員

地域学校協働活動推進員は、地域学校協働活動の企画、調整、運営や地域と学校との連絡調整、情報の共有などを行います。市では、学校運営協議会の委員の中から同推進員を選定するため、同協議会の議論を基に、学校や地域での課題解決に向けて、同推進員がつなぎ役となっていくことが期待されます。

問合せ:生涯学習課
【電話】70・5658

       

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