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(特集)学びの環境~地域と共にある学校づくり~-2-

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神奈川県綾瀬市

■ICTを活用した学習の取り組み
市内小・中学校では、昨年4月から児童・生徒一人1台タブレットパソコン(PC)を活用した授業が始まっています。
タブレットPCの導入によって、各授業科目では日常的に同PCを活用した学習が積極的に展開されています。市では、授業で操作に迷った児童・生徒に対して支援することや、教員が授業でより一層活用できるよう支援体制を整備しています。
同PCは自宅へ持ち帰ることができて、家庭学習にも活用されています。

◇タブレットPCの家庭での活用について
学校だけでなく家庭でも、同PCを活用しています。同PCを家庭学習に使用する際には、インターネット環境が必要になるので、Wi-Fiなどの環境整備にご協力ください。なお、インターネット環境がない家庭の児童・生徒が自宅で同PCを利用した学習ができるように、モバイルWi-Fiルーターを貸し出しています。

問合せ:教育総務課
【電話】70・5649

■学校給食
学校給食センターでは、市内小学校10校、中学校5校合わせて約7600食を調理しており、安全で安心な給食の提供を心掛けています。
献立は、食品や栄養のバランスが偏らないように、季節の食材や児童・生徒の好みも考慮しながら栄養士が作成しています。

◇地産地消の取り組み
市内では、ブロッコリーやトマト、豚肉、鶏卵などたくさんの農畜産物が生産されています。学校給食では、毎月、綾瀬産食材を使用している他、県内や綾瀬産の食材を多く取り入れた献立の日「かながわ産品学校給食デー」を年3回実施しています。

◇栄養士による食育指導
市内小・中学校での食育指導の一つとして、学校給食センターの栄養士が、各小学校の2年生と5年生、各中学校の2クラスを訪問し、朝ごはんの大切さ、栄養バランスを考えた食事の大切さなどを児童・生徒と一緒に考えています。

問合せ:学校給食センター
【電話】77・1717

■家庭学習の充実に向けて
〜全国学力・学習状況調査の分析結果〜

3年度に小学校6年生と中学校3年生を対象に実施された、全国学力・学習状況調査結果(文部科学省から発表)を基に、本市の状況について分析を行いました。

◇平⽇の授業外学習時間

◇計画的な家庭学習の取り組み

※文部科学省発表資料

教科に関する調査では、小学校の国語・算数については、全国の平均正答率を下回りましたが、中学校の国語・数学については、全国の平均正答率と同程度でした。
学習状況に関する質問では「課題解決に向けて、自分で考え、自分で取り組んでいた」と回答した児童・生徒が、全国平均と同程度でした。「普段(平日)ICT機器を勉強のために1時間以上使っている」と回答した児童・生徒は、全国よりやや上回っていることから、ICT機器を活用して主体的に学習に取り組む環境も整いつつあります。
新型コロナウイルスの感染拡大についての質問では「新型コロナウイルスの感染拡大で多くの学校が休校していた期間中、学校からの課題で分からないことがあったとき、自分で調べた」と回答した児童・生徒は6割を超えていて、「情報化社会に生きる力」を身に付け、主体的に学ぶ姿も見られました。コロナ禍で子どもたちを取り巻く学習環境が変化し、より一層家庭学習の重要性も高まっています。左のグラフからは、小・中学生とも計画的に家庭学習に取り組んでいるが、小学生の学習時間は不足していることが分かります。

◇与えられた課題(宿題)から自主的な学習へ
子どもが自主的に計画を立てて学習し、振り返ることで、自分の学習の仕方や生活習慣について考えたり、学習課題を発見したりすることができます。家庭では子どもの頑張りを認め、励ますなど家庭学習の充実にご協力ください。

問合せ:教育研究所
【電話】70・5659

問合せ:教育総務課
【電話】70・5649

       

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