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(特集)厚木基地のいま

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神奈川県綾瀬市

厚木基地は綾瀬市と大和市にある、海上自衛隊と米海軍が共同使用する航空基地です。総面積約506ヘクタール、綾瀬市域約394ヘクタールを占め、約2400mの滑走路の他、家族住宅や小学校などの施設があります。
激しい騒音を発生させる空母艦載機の部隊が厚木基地から移駐して4年が経過し、航空機騒音の状況は大きく変化しています。しかし、航空機騒音をはじめとする厚木基地に起因する諸問題が解消されたわけではなく、今後の厚木基地の運用を注視するとともに、国などへの要請活動を引き続き行っていきます。
市では厚木基地の整理・縮小・返還を基本姿勢として、粘り強い活動を行っていますが、実現までの間、厚木基地居住者との交流や基地内の文化的な施設を市民が利用することができないか、関係機関への働きかけなどを検討していきます。

■諸問題の解消に向けた対策
●移駐後の航空機騒音の状況
空母艦載機部隊が岩国基地に移駐し、100デシベル以上の測定回数は、移駐完了前の平成29年度の543回から、令和3年度は23回へと大幅に減少しています。70デシベル以上100デシベル未満の測定回数は、平成29年度が1万2284回、令和3年度が1万820回となっています。
滑走路を空母の甲板に見立てて離着陸を繰り返し、他に類を見ない激しい騒音を発生するFCLP(米空母艦載機着陸訓練)も、平成29年度を最後に厚木基地では実施されていません。

◎音の目安
100デシベル…電車通過時の線路脇
90デシベル…交通量の多い交差点
80デシベル…電車の中
70デシベル…電話のベル(1m)

◇年度別測定回数(100デシベル以上)

◇年度別測定回数(70〜100デシベル未満)

※測定回数は、滑走路南端から南1.8kmの上土棚北で測定した回数

●厚木基地に対する市の取り組み
市・市議会、また、市民の代表者で構成される基地対策協議会では、厚木基地に起因する騒音対策や安全対策の徹底を図るよう、市民の皆さんから頂いた意見も踏まえ、毎年、防衛省、外務省などへ要請活動を実施しています。
市では、FCLPを行う硫黄島の天候不良などの場合の予備施設として厚木基地が指定されたり、訓練に参加する航空機の整備拠点として運用される際などには、市民の負担軽減を図るよう、随時の要請も実施しています。

■異文化への相互理解を深める交流の促進
●綾瀬市主催
◇あやせっ子日米交流事業 あやせフレンドシップキッズ
あやせフレンドシップキッズは、市内の小学生と厚木基地内の小学生との交流活動を通して、友好・親善を深めるとともに、国際的視野を持った青少年を育成することを目的としたプログラムです。
3年度は市内在住の小学4〜6年生の11人が参加し、ビデオレターの作成などを通じて交流しました。参加者からは「基地内の子どもたちのことを知り、自分の世界が広がった」「直接会えなくても、メッセージカードを交換することで絆の大切さを実感した」といった感想がありました。

問合せ:こども未来課
【電話】70・5655

●光・食・文化の祭典実行委員会主催
◇光・食・文化の祭典~Ayase Base side Festival~
平成27年度から、厚木基地に隣接する光綾公園で開催している市を代表する観光イベントで、「光」「食」「文化」をテーマにしています(令和2・3年度は中止)。
「食」では、市内飲食店などのグルメが楽しめ、令和元年度には、米海軍からも出店があった他、「文化」では、同基地内の子どもたちの和太鼓クラブ「NAF厚木太鼓キッズ」も参加し、日頃の練習の成果をステージ上で披露してイベントを盛り上げました。

問合せ:商業観光課
【電話】70・5685

●米海軍厚木航空施設、市社会福祉協議会共催
◇ボランティア清掃活動
米海軍厚木航空施設の有志と市社会福祉協議会のタイアップ(共催)で、2年8月から始めたボランティア清掃活動です。
感染対策を講じた上で活動しています。この活動に興味のある方は、ぜひ同協議会にお問い合わせください。

問合せ:市社会福祉協議会
【電話】77・8166

問合せ:基地政策課
【電話】70・5604

       

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