10月は「3R(スリーアール)推進月間」です。あなたの家庭では、どの「3R」にチャレンジしますか。
■なぜ、ごみを減らさないといけないの?
「ごみを減らしましょう」とよく聞きませんか。なぜ、ごみを減らさないといけないのでしょうか。
一つは今の地球環境を守るためです。家庭から出たごみは、収集所で回収し焼却施設で燃やします。ごみが減れば、焼却に必要なエネルギーや、これらの工程で発生する地球温暖化の原因である二酸化炭素の排出量を抑制できます。
もう一つは今ある処理施設を長く使うためです。ごみが減らないと処理施設への負荷も増え、維持管理費や新しい処理施設の建設費が掛かります。
市ではさまざまな減量策を用意し、皆さんと一緒にごみ減量化に取り組んでいます。引き続き、さらなる減量のためご協力をお願いします。
■綾瀬市のごみは減っているの?
下の表は、市の家庭から排出されたごみの量を比較したものです。表から分かるように、ごみは確実に減ってきています。これも皆さんのごみ分別への協力のおかげです。
しかし、他市と比較すると、1日1人当たりの可燃ごみの排出量が約80g(おにぎり約1個分)多くなっています。
これからの未来を考えると、まだまだごみ減量への努力は継続しなければなりません。
(5年4月1日現在)
■ごみ分別の強い味方!
出したいごみの分別区分が分からないという方には、市公式LINEや、ごみ分別アプリ「さんあ〜る」がお勧めです。出したい物を入力するだけでごみ区分がすぐに分かります。ぜひ活用してください。
■雑がみ回収促進袋の配布により、回収量が増えました!
可燃ごみの中に混入している雑がみの分別を促進するため、雑がみ回収促進袋を作製し、市内全戸に配布しました。その結果、前年比で「資源となる紙」の回収量が約2割増となり、可燃ごみ減量に向け、分別意識が高まった成果が表れました。
ご協力ありがとうございました。今後も継続して、雑がみの分別をよろしくお願いします。
■家庭で「3R」にチャレンジ!
「3R」とは、ごみとして出す量を減らす「リデュース(Reduce)」、一度使用したものを捨てずに再利用する「リユース(Reuse)」、ごみを資源として再生する「リサイクル(Recycle)」の頭文字を取ったものです。
◇リデュース(Reduce)
「私の家はたくさん料理するから、生ごみが多いのよ」
市が補助している、家庭用生ごみ処理容器を使ってみませんか。生ごみは水分をたくさん含んでおり、燃やすのにたくさんのエネルギーを使います。生ごみ処理容器を使い、その水分を蒸発・乾燥させたり、たい肥にして再利用することで、ごみの量を減らすことができます。ごみ出しの回数も減り、室内を清潔に保つこともできます。
リサイクルプラザでは、生ごみ処理容器の購入金額の9割を補助しています(上限5万円)。ぜひ購入を検討してみてください。生ごみ処理容器がない場合、水分をよく切るだけでも可燃ごみの重さを軽くでき、ごみ出しの負担も減ります。
◇リユース(Reuse)
「使わなくなった家具は、捨てるしかないのかな」
リサイクルショップやフリーマーケットアプリで、欲しがっている人を見つけてみませんか。不要になった物でも、誰かにとっては必要な物かもしれません。
市ではリユースの場として「ゆずります・ゆずってくださいコーナー」をリサイクルプラザと市役所1階市民ホールに設置しています。また、同プラザでは年に数回リユース品販売会「ツカエルフェア」を実施しています。ぜひ活用してください。
◇リサイクル(Recycle)
「庭に生えている草木は、リサイクルできないよね」
昨年度から市内のごみ収集所へ出された草木類を別の車で回収し、燃料の原料などにするリサイクルを実施しています。
その他の燃えるごみと混ぜて出すと、資源に回すことができません。鉢植えポットや軍手などと混ぜないで、土もできる限り除いてください。
この取り組みを開始してから約330tの草木の資源化に成功しています。
〇今回紹介した事例はあくまで一部です。他にもたくさんの3Rがあるので、家族で相談して取り組んでみてください。
問合せ:リサイクルプラザ
【電話】70・5667