■ネット通販の偽サイトに注意
インターネットで商品を注文したが届かない、偽物が届いたなどの相談があります。有名会社のウェブサイトに似せたURLやロゴマークが使われることや、実在の事業者のウェブサイトをそのままコピーした偽サイトが存在します。商品代金を支払ってしまったら取り戻すのは極めて困難です。
●事例
ブランドバッグを探していたが、どのサイトも品切れだった。しかし、たまたま販売しているサイトを見つけた。「残り2点」と表示されており、割引率も大きかったので急いで注文した。すぐに受注メールが届いて料金を振り込むよう指示された。口座名義人が会社名ではなく個人名だったが、代表者名だろうと思い振り込んだ。「入金確認後に発送する」とメールが来たが、2週間たっても商品は届かず、販売店と連絡が取れなくなった。
◇ポイント
次のようなサイトは偽サイトの可能性があります。
・不自然な日本語が使われている
・特定商取引法に基づく表記がない
・支払い方法が限定されている
・ほとんどのサイトで売り切れや欠品なのに在庫がある
・価格が極端に安い。割引率が大きい
・URLに不自然なドメインが使用されている(日本ではURLの最後に.jpや.comなどが使用されていることが多い)
◇アドバイス
・「SAGICHECK」などのURLチェックサービスでURLをチェックする
・有害サイトへのアクセスブロック機能のあるセキュリティーソフトウエアを導入する
◇もし料金を支払ってしまったら
・クレジットカード会社に連絡してカード利用停止の手続きをする
・警察や振込先金融機関に連絡して相談する
・同じID・パスワードを利用している全てのサービスのID・パスワード変更手続きをする
など、迅速に行動しましょう。
不安に思った場合やトラブルが生じた場合は、消費生活センター【電話】70・3335へ