地球温暖化は、猛暑や豪雨などの異常気象を発生させ、災害の激甚化や農作物へ影響を及ぼすなど世界的に「気候危機」と呼ばれており、皆さんの暮らしに関わる身近な問題です。
一人一人が自分事として考え、地球温暖化の対策の一つ「脱炭素社会」の実現を共に目指しましょう。

■脱炭素社会とは?
省エネルギー化や再生可能エネルギーの活用などにより地球温暖化の原因となる温室効果ガス〔二酸化炭素(CO2)など〕の排出を減らし、どうしても削減できない分は、森林・緑地による吸収などで「実質ゼロ」を目指す社会のことです。カーボンニュートラルともいわれています。

省エネルギーは、石油や天然ガスなどの限りあるエネルギー資源を効率よく使うことだよ。
再生可能エネルギーは、太陽光や風力、地熱など自然界に常に存在するエネルギーのことで「枯渇しない」「どこにでも存在する」「CO2を排出しない」んだよ。

■市の取り組み
◇公用車の電動化
車両更新時に電気自動車やハイブリッドカーなどの電動車の導入を進めています。

◇市公共施設への太陽光発電設備の設置
消防本部、保健福祉プラザ、一部の小・中学校、保育園などに設置して自家消費用として使用するなど、再生可能エネルギーを活用しています。

◇ゼロカーボンシティの表明
昨年3月15日に「ゼロカーボンシティ」を表明しました。「2050年までに二酸化炭素の排出量実質ゼロ」という目標を掲げ、脱炭素社会の実現を目指します。

◇消化槽の設置※6年4月稼働
終末処理場に消化槽を設置し、減量過程で発生する消化ガスを利用して汚泥の乾燥や発電を行い再生可能エネルギーを活用します。

他にもエコっと21推進キャンペーンにも取り組んでいます(紙面4ページ参照)。

■私たちができること
できることから、あなたもチャレンジ!
生活の中でちょっとした工夫をしながら無駄をなくし、環境負荷の低い暮らしを実践することで、CO2削減に貢献できます。私たちができることをチェックしてみましょう。

◇キッチン編
〇冷蔵庫で!
設定温度を「強」から「中」に変える→節約1910円/年　CO2削減量29.0kg/年
食品を詰め込みすぎないようにする→節約1360円/年　CO2削減量20.6kg/年

〇電子レンジで!
下ごしらえをガスコンロから電子レンジの利用に変える
「葉菜(ようさい)の場合」→節約1090円/年　CO2削減量12.7kg/年
「根菜の場合」→節約1030円/年　CO2削減量11.2kg/年

〇ガスコンロで!
コンロの炎が鍋底からはみ出ないようにする→節約430円/年　CO2削減量5.4kg/年

◇リビング編
〇エアコンで!
夏の冷房時の室温は28℃を目安に→節約940円/年　CO2削減量14.2kg/年
フィルターを月に1～2回清掃→節約990円/年　CO2削減量15.0kg/年

〇電球で!
白熱電球を蛍光ランプに取り替える→節約2600円/年　CO2削減量39.5kg/年
白熱電球を省エネ型のLEDランプに取り替える→節約2790円/年　CO2削減量42.3kg/年

◇バスルーム編
〇お風呂で!
シャワーを流したままにしない→節約3300円/年　CO2削減量29.1kg/年
入浴は間隔をあけずに入る→節約6880円/年　CO2削減量87.0kg/年

出典：神奈川県「脱炭素型ライフスタイルガイドブック」より抜粋

※もっと知りたい方はこちらをご覧ください(二次元コード紙面掲載)
(同ガイドのpdfをダウンロードすることができます)

◇夏におすすめ!
打ち水でひんやり…時間帯は早朝や夕方がおすすめ
みどりのカーテンでひんやり…建物が熱くなることが緩和され、エアコンの使用頻度が減り、省エネにつながります

■活用してください「環境関連補助金」
住宅用太陽光(最大3万円)+スマートエネルギー設備(最大5万円)+電気自動車(一律3万円)
他にも脱炭素の取り組みを支援する国・県の補助制度などいろいろあります。
※条件や申込方法などは、市ホームページをご覧ください

問合せ：環境保全課
【電話】70・5619