■城址まんじゅう
素朴なお味でホッとひと息
城址(じょうし)まんじゅうとは、戦後の特産物だったサツマイモと小麦を使った素材の味を生かしたお菓子です。
一緒に作ると楽しく、みんなで食べられるお菓子として城址まんじゅうは誕生しました。
何かと人が集まることの多いお正月に、綾瀬に伝わる素朴な味をみんなで楽しんでみませんか。
◇材料(6個分)
・薄力粉…100g
・サツマイモ…230g
・ベーキングパウダー…4g(小さじ1)
・まんじゅう皮用の蜜(砂糖70g、水30g)
・手粉(薄力粉少々、片栗粉少々)
※オーブンシートを使用します
◇作り方
(1).砂糖と水を合わせ、まんじゅう皮用の蜜を作る(湯は使わない方がよい)
(2).サツマイモの皮をむき、火が通りやすい大きさに切る。ゆでて水気をきり、つぶして餡(あん)を作り6等分にする
(3).薄力粉、ベーキングパウダーを合わせて1回ふるいにかけ、(1)を少量ずつ加えてしゃもじなどで軽く混ぜ合わせ、耳たぶ程度のかたさになるまでこね、6等分の団子にする
※(1)の量は使用する粉の種類などによって増減するので、都度調整してください
(4).手粉を使いながら、(3)を丸く広げて手のひらに置き、(2)を中心に置いて回しながら皮を寄せて包み、口を閉じる
(5).通気用の穴をあけたオーブンシートの上に閉じ口を下にして置き、蒸し器で20分ほど蒸す
■城址まんじゅうの会として伝承料理を広める活動を行っている小川さんに話を聞きました
◇城址まんじゅうを普及して印象に残っていることはありますか?
参加してくださる方の笑顔です。小学校では自分の住むまちを学ぶ一環として一緒に作ることが多いのですが、蒸し器のふたを開けたときの「わーっ」という歓声は本当にうれしいものです。
これからも市内の料理教室などでいろいろな世代の方に綾瀬の昔話を交えながら料理を伝え、たくさんの笑顔を作れたらと思います。
城址まんじゅうの会代表 綾瀬市食生活改善推進協議会会員 小川くに子さん
(城址まんじゅうの会)
同菓子やその他の伝承料理を絶やしたくないとの思いから令和5年に立ち上げ。
現在は市内小学校などで普及啓発を行っている。
■綾瀬市食生活改善推進協議会
私たちも伝承活動の支援をしています!
「おいしく楽しく健康に私たちの健康は私たちの手で」をスローガンに食のボランティア活動をしています。活動目標の一つでもある「地場産物を使った食文化の伝承の普及活動」にのっとり伝承料理の継承や地場産物の紹介などもしています。
■知ってますか?
綾瀬には他にもこんな伝承料理があるんです!
〇かてめし
昔の綾瀬の農家で食べられていたごはんです。米をたくさん食べられなかった時代、採れた農作物でかさを出し、野菜のうまみでおいしく食べる工夫をしていました。
〇ピーナツ入り紅白なます
紅白の水引をイメージしたニンジンと大根を甘酢で味付けしたおせち料理。市内で作られたピーナツをすりつぶして入れるのが特徴です。
〇あやせだて巻き
見た目が華やかなだて巻は、代表的なおせち料理。綾瀬の特産物である卵を使用し、魚のすり身の代わりにはんぺんを使用することで、簡単に作れます。
〇バラの花寿司
綾瀬市の花であるバラが断面に現れる華やかな太巻き寿司です。バラの部分は桜でんぶ入り酢飯を薄焼き卵で二重に巻くことで、花びらが豪華になります。
詳しいレシピなどは同課【電話】77・1133まで
■今回紹介した料理が作れる!食べられる!
◇親子で食文化体験教室~城址まんじゅう作りと伝承料理の試食~
城址まんじゅうを親子で作ってみませんか。伝承料理「かてめし」や地場産物を利用した料理の試食もできます。
日時:1月14日(日)10時~12時30分
場所:保健福祉プラザ
対象:市内在住の年中から小学生までの子どもと保護者(保育なし。対象年齢未満児を連れての参加不可。1家族5人まで)
定員:10組(申込順)
持ち物:筆記用具、エプロン、三角巾、布巾、手拭き、持ち帰り用の袋、飲み物1人150円(材料費・保険代)
主催:市、市食生活改善推進協議会、城址まんじゅうの会
申込み:1月4日から二次元コードから電子申請
※二次元コード本紙掲載
問合せ:同課
【電話】77・1133
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問合せ:健康づくり推進課
【電話】77・1133
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