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(特集)学びの環境~学校を支える人材~(2)

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神奈川県綾瀬市

学校を取り巻く環境の複雑化・多様化に伴って、学校の役割が拡大し、教員の長時間労働が課題となっています。子どもたちにきめ細かな質の高い教育を提供するためには、教員が心身ともに充実しながら働ける環境が必要です。そのために教育委員会では、教員以外にもさまざまな職員を配置し、一丸となって子どもたちの学びを支えています。

■スクールサポートスタッフ
北の台小学校 青木彩子(あおきあやこ)さん
授業で使うプリントや教材などの準備、児童が作った作品を廊下に掲示することなど、先生が本来の業務に専念できるようお手伝いをしています。
子どもたちに声を掛けてもらえると元気をもらえますし、先生方が働きやすくなるように工夫を凝らしているので「ありがとう」と声をかけてもらえるとうれしくなります。

■スクールソーシャルワーカー
教育研究所 田村美季(たむらみき)さん
不登校や貧困、ヤングケアラー、いじめ、発達障がい、非行など・・・環境にさまざまな課題を抱える子どもたちを、福祉の専門職の立場から、アドバイスしたり、各行政機関と協力したりしながら支援しています。
子どもの置かれた環境というデリケートな部分に入り込む仕事なので、ゆっくり焦らず諦めない気持ちで、子どもたちの将来を見据えながら、保護者や子ども、先生などが安心して話せる存在になれるよう心掛けています。
大変なことも多いですが、最初は下を向いていた保護者や子どもたちが、笑顔で帰っていく様子を見ると、思わず「やったー!」と心が喜びで満たされていくのを感じます。

■ICT補助員
綾瀬小学校 永田義人(ながたよしと)さん
長年、ICT技術者として働いてきた経験を生かして、学習用タブレット端末やプロジェクターを、いつでも授業で活用できるよう支援しています。
特に、新しく配備されたプロジェクターは非常に多機能なので、授業における操作のお手伝いを通して、より効果的・効率的な授業につながればと思っています。
授業を通して、ICTの奥深さや楽しさを知ってもらい、未来のICT技術者が育つことを楽しみにお手伝いしています。

■給食配膳員
綾北小学校 浦川直子(うらかわなおこ)さん・橋爪真希(はしづめまき)さん
学校給食センターから配送された給食を、クラスごとに仕分け、子どもたちに届けるお手伝いをしています。
給食開始までの限られた時間でやらないといけないので大変ですが、子どもたちとの接点が多く、いつも元気をもらっています。3学期の終わりにお手紙をくれたり、お礼を伝えにきてくれたりする子もいて、健やかに成長する子どもたちを見守ることができる点に喜びを感じます。

■校務作業員
綾北小学校 早坂勉(はやさかつとむ)さん
朝、校門や昇降口の鍵を開けたり、登校してくる児童の見守りをしたり、草刈りや枝の剪定(せんてい)、清掃など、子どもたちが良好な環境で学校生活を送れるよう、環境整備に努めています。
蛍光灯を換えたり、授業で使う畑を耕したり、「学校のお父さん」になった気持ちで、毎日頑張っています。地域の方から「学校がきれいになったね」と声を掛けてもらえることもあって、とてもやりがいを感じています。

■介助員
綾瀬小学校 松本祐子(まつもとゆうこ)さん
特別支援学級に在籍するお子さんに声掛けや学習のお手伝いをしながら、一人一人の個性に応じた支援を行い、安心して学校生活を送れるようなサポートをしています。
苦手なことがあっても、頑張ってその子なりの目標を達成する姿を見ると、とてもうれしく思います。
「介助員」という言葉は大変そうな印象を持つ方もいるかもしれませんが、毎日がとても楽しくて、たくさんの子どもたちとの時間に元気をもらっています。

●教員の働き方改革のために~ご理解・ご協力をお願いします~
◇学校閉庁日
夏季休業中に連続した休暇を取得できるよう、日直を置かず対外的な業務を行わない学校閉庁日を設けています。

◇留守番電話
業務時間外の電話は留守番メッセージが流れます。緊急を要する連絡以外は、設定時間外にお掛け直しください。

そのほかにも働き方改革に関する取組内容について市ホームページに掲載しています

問合せ:教育総務課
【電話】70・5649

       

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