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市の西側を流れる目久尻川流域には、国指定史跡である神崎遺跡(吉岡)をはじめ、旧石器時代から現代に至る約4万年の歴史が凝縮されています。これらの魅力を広く伝えるため「あやせ目久尻川歴史ゾーンマップ」を同課で配布しています。今回はその中から「渡辺崋山とお銀さまコース」を紹介します。
同コースは、東名高速道路周辺から小園橋に至るルートです。コース名の由来となった「お銀さま」は、江戸時代に早川村で生まれた女性です。江戸の田原藩邸で奉公中に、田原藩主・三宅康友の寵愛(ちょうあい)を受け、四男・友信をもうけました。その後、綾瀬へ戻り、小園に嫁ぎました。天保2年、友信の家臣である田原藩士の渡辺崋山がお銀さまの消息を確かめるため、小園を訪れました。この時の様子は『游相(ゆうそう)日記』に記録されており、現代に伝わっています。
次回はこのコース上の文化財や注目ポイントについて詳しく解説します。
○コース案内
問い合わせ:生涯学習課
【電話】70・5637