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〔特集〕あやせコミュニティ・スクールと地域コーディネーターの活動(2)

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神奈川県綾瀬市

~みんなで育てるあやせのこども~

■地域学校協働活動とは
現在、市内の学校では、多くのボランティアの方たちが登下校時の見守りや学校の環境整備など、子どもたちの学びや成長を支える取り組みに積極的に参加しています。このように、地域と学校が一緒に取り組む活動のことを「地域学校協働活動」と呼びます。
学校だけではできない学びを子どもたちに提供することができ、地域の教育力の向上が見込める他、地域学校協働活動に参画することで、学校を中心に住民同士のネットワークを築いていくことができるといった効果も期待されます。

■地域コーディネーターとは?→地域と学校をつなぐ橋渡し役
地域コーディネーター(地域学校協働活動推進員)は、学校運営協議会で設定された目標の実現に向け、地域学校協働活動を進めるために、地域と学校の橋渡し役となる方々です(下図参照)。
地域の事情をよく知る方を学校運営協議会委員の中から選び、教育委員会が委嘱して学校ごとに配置しています。
地域や学校の実情に合わせて、活動の企画や関係者との連絡・調整、ボランティアの募集など、学校運営協議会と連携して活動しています。

■北の台中学校「おまんじゅうカフェ」〜地域の味と交流の場〜
北の台中学校では、地域伝承の味を楽しみながら交流できる体験会「おまんじゅうカフェ」を開催しました。
体験会では、綾瀬市に伝わる、さつま芋餡入りの伝承料理「城址まんじゅう」の作り方を、市内で活動している「城址まんじゅうの会」の皆さんから教わりました。出来上がったまんじゅうはその場で味わい、生徒や教員、地域の方々が会話を楽しむ温かな時間となりました。
参加した生徒からは、「焼き印を押して作る本格的なまんじゅう作りに感動した」「ぜひ家族にも食べてもらいたい」といった声があり、大変好評でした。
今回の企画は、学校運営協議会の委員でありカフェのオーナーでもある望月さんの提案から始まり、地域コーディネーターの角原さんが学校と地域を調整してつなげたことで、開催に至りました。

▼INTERVIEW!
学校運営協議会委員・望月さん(本紙写真左):料理に興味を持つ子どもは多いのに、実際に体験する機会があまりないのがもったいないと思います。おまんじゅうカフェの他にも、子どもたちにいろいろな体験をしてもらうイベントを、地域の方と企画したいですね。

地域コーディネーター・角原さん(本紙写真右):コミュニティ・スクールで大事なことは、学校と地域が気軽に話せる関係を築くことです。今回の事業のように、楽しく交流できる場をこれからも増やしていきたいと思います。

西山先生:学校運営協議委員の皆さんが、教員の負担にならないよう工夫をしながら活動を企画してくださるので、地域資源を活かした学び体験が実現できています。今後も、生徒や地域の皆さまに面白いと思ってもらえる活動を通じて、地域と学校をつなげていきたいです。

■北の台小学校 鳥の巣箱づくり体験授業
3年生の総合的な学習の時間で「鳥の巣箱づくり」に挑戦しました。子どもたちは初めて触る金づちやペンチの扱いに戸惑いながらも、地域の方々から一つ一つ丁寧に使い方を教わり、安心して制作に取り組んでいました。
完成した巣箱は学校の敷地内に設置し、スズメやシジュウカラなどの野鳥が巣をつくる様子を観察し、鳥の生態や自然環境について学ぶ貴重な教材となります。授業を通じて、身近な自然に目を向ける姿勢や命のつながりを感じ取ってもらうことが期待されています。
工具を使う体験学習には危険が伴い、先生だけでは子どもたち全員に目が行き届きません。そんなときに地域の方々の知識や技術、そして温かいサポートが大きな力となり、安全に学びを深める環境を整えることができます。
地域の方々からも、「子どもたちの成長を見守ったり、直接関わったりすることで自分も元気をもらえる」といった声が寄せられました。今回の学習では、昔ながらの技術や伝統を子どもたちが学ぶよい機会をもつことができました。

▼INTERVIEW!
地域コーディネーター・比留川さん:「危ないからやらせない」ではなく、「どうしたら安全にできるか」をみんなで考えることが大切です。今回のような体験が、子どもたちにとってはさまざまなことに興味をもつきっかけになりますし、地域の結び付きを強める役割も果たしています。今後も地域の皆さんがもつ豊かな技術や知識を活かして、子どもたちに多彩な体験の場を提供していきたいですね。

問い合わせ:
コミュニティ・スクールに関すること…教育指導課【電話】70・5660
地域学校協働活動に関すること…生涯学習課【電話】70・5658

       

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