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(特集)いつ来てもおかしくない 巨大地震への4つの備え

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神奈川県綾瀬市

8月9日、南海トラフ地震臨時情報が初めて発表されました。地震大国である日本では、これまでも一定の間隔で巨大地震が起きています。被害を最小限に抑えるため、日頃から地震に備えましょう。

■こうなる前の備え、できていますか?
(1)停電
照明、冷暖房、情報の入手、携帯電話の充電など、停電が発生するとさまざまな支障が出ます。特に冬時期の停電対策は身の安全にも直結する重要な課題と言えます。

〇情報の入手
・携帯ラジオ

〇熱源
・カイロ
・防寒着
・カセットガスコンロ、ボンベ

〇電源・照明
・LEDランタン
・懐中電灯
・乾電池
・モバイルバッテリー
・ポータブル電源(大容量なら小型家電も使用できます)
・ヘッドライト(両手で作業できます)

〇保存
・クーラーボックス(数日間食材の保存が効きます)
・保冷剤

(2)断水
断水が発生すると、飲料水以外にもトイレや手洗いなど、日常生活に支障が出ます。衛生環境の悪化による感染症や、不快感・ストレスなどの心理的負担を軽減するために事前の準備をお願いします。

〇水分補給
・給水バッグ

〇トイレ
・トイレパック(水がなくても用を足せます)

〇洗面・歯磨き
・ウエットティッシュ
・歯磨きシート
・液体歯磨き(水がなくても口の中を清潔に保てます)

〇炊事(洗い物)
・ポリ袋
・ラップ(食器などに貼って使うと水洗いが不要になります)

〇お風呂
・ウエットタオル
・水のいらないシャンプー

(3)食料不足
災害時には流通が回復するまでに時間がかかり、食料が手に入りにくくなります。1週間から10日分の食料を備蓄しましょう。

〇飲料水
・1人1日3リットル×家族分(水以外にも好きな飲み物があると◎)

〇食料
・アルファ米の炊き込みご飯
・レトルト食品
・即席のおみそ汁
・缶詰

〇乳幼児がいる家庭
・粉・液体ミルク、離乳食
・幼児用おやつ
・哺乳びん

ローリングストック法は好きな食べ物ばかりでいい!
普段から少し多めに食材、加工品を買っておき、使ったら使った分だけ新しく買い足し、常に一定量の食料を家に備蓄しておきましょう。ポイントは家族が好きな飲み物、好きな食べ物を蓄えること。期限切れが来る前に備蓄食料を定期的に食べる習慣が生まれます。

(4)家具の転倒
近年の地震による負傷者の30~50%は、家具類の転倒・落下・移動が原因です。固定されていない家具は全て凶器になるので命を守るためにしっかり家具を固定しましょう。

〇転倒対策器具
地震動に対する対策器具の効果
転倒防止器具は、震度6強の揺れを再現した実験でその効果を測定しました。


出典:東京消防庁

■避難時に覚えておきたい2つのこと
(1)だれでもできる避難所開設!
〇まずは防災行政無線で暗証番号を聞いて、防災倉庫を開ける
災害発生時は、防災行政無線などで4桁のダイヤルキーの暗証番号を放送します。
ダイヤル式キーボックスを開けると防災倉庫の鍵が入っています。避難所(市内小・中学校)に最初に着いた人は、まずは防災倉庫の鍵を開けましょう。

〇FMB(ファーストミッションボックス)を使って、避難所を開ける
防災倉庫を開けると、FMB(※)があります。その中にある指示カードに従い体育館の鍵をあけて、避難所を開設してください。
(※)避難してきた地域の方が誰でも避難所を開設することができるように、必要な鍵と開設までの行程を示した指示カードや避難所運営マニュアルなどをまとめた箱

(2)避難時はブレーカーを切って!
停電復旧時における通電火災(破損した電気コードのショートによる出火など)を防ぐため、避難する際にはブレーカーを落としてください。感震ブレーカー(※)などを設置することでも対策ができます。
(※)あらかじめ設定した震度以上の地震が発生した場合に、自動的に電気の供給を遮断する装置

問合せ:危機管理課
【電話】70・5641

       

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