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目久尻川歴史文化ゾーン構想推進事業 歴史に思いを馳せる

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神奈川県綾瀬市

小園・早川・吉岡を流れる目久尻川流域は、国指定史跡の神崎遺跡(吉岡)、県指定文化財が出土した吉岡遺跡群(吉岡)や宮久保遺跡(早川)など、旧石器時代から現在に至る約4万年の人々の生活の痕跡が凝縮されている地域です。
令和2年3月に策定された「あやせ目久尻川歴史文化ゾーン構想」は、目久尻川流域の歴史文化を一体的に活用するものです。
今回は目久尻川流域に広がる歴史文化資源の一つ、小園遺跡を紹介します。

■小園遺跡
小園遺跡は、昭和46年に早園小学校が建設される際に発見された遺跡です。古墳時代から古代(奈良・平安時代)の住居跡が見つかっています。同じ頃小園団地の大規模な宅地造成が行われた時には、報恩寺の住職(当時文化財保護委員)が縄文土器や古代の土器片を多く発見しています。
その後、発掘調査の機会が少なかったのですが、令和6年に同小学校北側の宅地造成と個人住宅の建設に伴う試掘調査を行った際、縄文時代の住居跡や柱を建てていた穴、8世紀頃の住居跡が発見されました。同遺跡内で縄文時代の住居跡が発見されるのは初めてのことです。また、数件まとめて発見されたことから、集落であった可能性も高く、縄文時代から8世紀に至るまでの小園地区の歴史を考えるうえで大変重要な発見となりました。

問い合わせ:生涯学習課
【電話】70・5637

       

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