救急医療・業務に対しての理解と認識を深め、救急医療関係者の意識を高めるため、9月9日は「救急の日」と定められました。この日を含む9月4日(日)~10日(土)の1週間を「救急医療週間」としています。
■必要とする人のために救急車の利用は適正に
新型コロナウイルス感染症の急拡大や熱中症への対応のため、現在、救急車の出動が増えていますが、搬送人員の約半数を軽症者が占めています。比較的軽度な傷病者による救急車の利用が増えると、本当に救急医療が必要な緊急性が高い傷病者への処置や治療の遅れにつながりかねません。
救急車を必要とする人の命を確実に救うため、緊急性がない場合は、自家用車やタクシーなど一般の交通機関を利用してください。
重大な病気やけがの場合には、ためらわず119番通報してください。判断に迷ったときは「あやせ24時間健康相談」を利用してください。
※同相談は、市内在住者を対象に、医師や保健師に心や体の健康などについて気軽に相談できる24時間体制の電話相談窓口です。【電話】0120・1192・61(無料)
■大切な人の命を救うために
呼吸や心臓が止まってしまった人の治療は1分1秒を争います。急な病気やけがなど、救急事故の現場に遭遇した場合は、すぐに119番通報をしてください。電話を通じて通信指令員が適切な応急手当ての方法や手順を指導します。
救急車が到着するまでの間に、現場に居合わせた人が応急手当てを行うことで、救命や症状の悪化防止などにつながります。人工呼吸や胸骨圧迫などの心肺蘇生法に加え、救急隊よりも早くAEDを使用することで、病気やけがをした人の命が助かる可能性が高くなります。AEDは、細かく震えている心臓に電気ショックを与えて震えを取り除き、心臓が正常に働くよう助けるための医療機器であり、一般の方でも使うことができます。
いざという時のために、救命講習会に参加して応急手当てやAEDの使用方法についての知識や技術を身に付けてみませんか。
◇上級救命講習会
心肺蘇生法・AEDの使用法・傷病者管理法・搬送法・応急手当てなどを習得。
日時:10月2日(日)8時30分~17時30分
場所:消防本部
対象:市内在住・在勤・在学の中学生以上で普通救命講習会を受講済みの方
定員:20人(申込順)
持ち物:昼食
申込み:9月25日までに消防署【電話】76・0119
問合せ:消防署
【電話】76・0119