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(特集)令和5年度施政方針要旨・当初予算 -2-

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神奈川県綾瀬市

■各会計の予算規模
一般会計の予算額は過去最大となる317億3千万円で、中学校体育館の空調設備設置工事の実施や、もみの木園の建て替えに伴う仮設園舎の建設などにより前年度に比べ13億2千万円(4.3%)増加しています。
特別会計の予算総額は165億円で、介護保険事業では要介護(要支援)認定者数の増加に伴う保険給付費の増、後期高齢者医療事業では被保険者数の増加に伴う広域連合納付金の増などにより、前年度に比べ2億3千万円(1.4%)増加しています。
下水道事業に係る公営企業会計は、前年度と比べ一般会計補助金の減などにより、収益的収入・支出が減となった一方、消化槽設置に伴う汚泥減量化と消化ガス発電事業などの建設改良費の増などにより、資本的収入・支出が増となっています。

■主な事業と予算額
◇育てる
〇小児医療費助成事業の拡充…2,130万円
7月から医療費助成事業の対象年齢を18歳まで拡大し、子どもの健全な育成支援と健康増進を図ります。

〇待機児童の解消…2,928万円
保育士の新規雇用の促進と定着、離職防止策として、1人暮らしの保育士などに月額4万円(上限)の家賃補助を実施するとともに、常勤保育士などに処遇改善給付金を1人当たり月額1万円支給することで既存保育所などの定員増や弾力化枠を活用し、待機児童の解消を目指します。

〇小・中学校体育館空調設備の設置…7億1,255万円
中学校5校の体育館に空調設備を設置するとともに、小学校10校を対象とした工事の設計を行います。

〇(仮称)総合教育支援センター整備基本構想の策定…1,309万円
特別な配慮を必要とする児童・生徒や、義務教育修了後の子どもたちへの支援の充実を図るため、教育支援教室の再整備を含む総合的な支援体制の整備に向けた構想を策定します。

〇親子交流による多文化共生の推進…19万円
子育て中の外国人家庭と地域をつなぐことを目的に、市内に暮らす外国人と日本人の親子交流事業を実施します。

◇稼ぐ
〇観光集客イベントのブランド力の向上…4,215万円
「Ayase Base side Festival」の開催を、イベント開催のノウハウのある民間事業者へアウトソーシングし、イベントの質を高めるとともにブランド力の向上に取り組みます。

〇中小製造業におけるカーボンニュートラルへの対応支援…2,000万円
県の「かながわ再エネ電力利用応援プロジェクト」で、県と市の認定を受けた中小製造企業を対象に、再エネ率や企業規模に応じた奨励金を交付します。

〇認定農業者への新たな支援…100万円
生産性向上による「稼ぐ農業」の推進のため、新たに農業用施設の建設、改修や農業機械の導入を行う認定農業者に対する補助金を拡充します。

〇道の駅の整備…4,455万円
新たな事業予定地を決定したことから、整備に向けた関係機関との協議や手続きに必要な調査などを行います。

◇支える
〇避難所用ポータブル蓄電池の整備…518万円
停電時に、スマートフォンなどを充電できるよう、ポータブル蓄電池をソーラーパネルとセットで一次避難所(15カ所)に整備します。

〇自治体DXの推進(ICT利用の促進)…1億185万円
市民の利便性向上と自治体業務の効率化のため、行政手続きのオンライン化、市公式LINEの導入、市役所窓口でのタブレット導入などを行います。

〇衛生環境の保持に対する支援…540万円
自治会を対象にカラスなどの小動物対策に効果のあるごみ収集所ネットボックスの設置に対し補助を行います。

〇公共施設の再編と質の向上…7,146万円
地区センターと自治会館を複合した環境に配慮したZEB(ゼブ)※化対応のコミュニティ供用施設を建設します。5年度は北の台地区センターの解体、早川地区コミュニティ供用施設の設計を実施します。
※ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)年間のエネルギー収支をプラスマイナスゼロとする建築物

〇市立図書館の再整備…798万円
生涯学習の基幹施設である「知のインフラ」として、社会状況の変化や将来の市民ニーズを想定し、新たな機能を確保した図書館の再整備を検討するために、5年度から6年度にかけて基本構想を策定します。

問合せ:
施政方針は企画課【電話】70・5635
当初予算は財政課【電話】70・5601

       

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